☞モルモットを飼う前に
伝えたいこと
モルモットを飼う前に。
モルモットをお迎えする前に。
ちょっとまって!
モルモットを飼う心構えやかかる金額のこと少しだけお話しさせてください。
お迎え=命を預かるということ
見た目も可愛く、キュイキュイと鳴く声や仕草がとてもかわいいモルモットですがその飼育は簡単なものではありません。
モルモットはもともと排泄物が多くトイレを覚えないため毎日の掃除は欠かせず、掃除に加え、飼う前にはケージの用意、ご飯の準備、温度や湿度の管理も行う義務があります。
定期的に爪切りも必要になりますが慣れていない場合は近くのペットショップや動物病院などに爪切りを頼むことも必要です。
(爪を伸ばしすぎると病気になってしまったり歩行に問題が出てしまうので必ず行ってください)
モルモットの平均寿命は6~7年ですが、正しい飼育をすればそれ以上生きることも珍しくありません。
それと同時にその期間上記のことを責任をもってお世話をしなければなりません。
このようにただカワイイだけで飼育はできません。
モルモットがあなたの家で健康的で幸せな生活をおこくるためには手間もお金もかかります。
モルモットをお迎えするということはその命を私たちが預かるということになります。
モルモットのことをよく知り、これからの時間を共に過ごしていくために適切な飼育方法を学んでいきましょう!
世話をする時間は確保できる?
モルモットと一緒に暮らすと1日に30分~1時間ほど時間を割かなくてはなりません。
その内訳として
・掃除
・ご飯
・部屋んぽ
の時間が含まれています。
部屋んぽの時間まで含めた場合もしかすると1時間では足りないかもしれません。
掃除
掃除をする理由は清潔を保つためでもありますが、
モルモットが排泄をしてその上に寝たり、放っておいた排泄物を食べること(盲腸便以外)によって感染症などにかかることを防ぐために行うことでもあります。
ご飯
ご飯はモルモットが必要とする、
「牧草」「ペレット」必要に応じて「生野菜」や「果物」を与えるようにします。
チモシーは毎日食べ放題のような状態が望ましいです。
さらにそのチモシーによって不正咬合を防ぐこともできます。
部屋んぽ
部屋んぽはモルモットの運動に欠かせません。
まず部屋んぽという言葉を知っていますか?
モルモットを部屋の中で自由に歩かせてあげることです。
初めて家に来たばかりのころはあまり動こうとしないかもしれませんが、慣れてくると部屋を走り回るようになるので運動不足の解消をすることができるため1日1回は部屋んぽをさせてあげることを推奨します。
経済的な負担もかかります
モルモットを飼うには、
モルモットの生体価格、飼育グッズ、床材、ご飯、掃除道具、季節用品などを用意する必要があります。
実際にかかる金額をモルモットを飼育している飼い主さんから聞いてきましたので参考にしてください。
1ヶ月4000円~5000円かかる!
モルモットのお世話には牧草やペレット、生野菜や果物などの食べ物が必要です。
それに加えケージ内の掃除を毎日する必要があるので床材も毎日替えることになります。
そのため、毎月にかかる金額は最低でも4000円~5000円かかると考えておくのがいいです。
生野菜は小松菜やホウレン草などがいいとされていますが、季節によって価格も大幅に変わり、無農薬などにこだわるとさらに価格は高騰します。
そうしてしまうと、毎月1万円くらい飼育に費やすことも…。
病気や事故は1回で10万円も!
モルモットにも保険はありますが、入っていない飼い主さんのほうが多いです。
そのため動物病院で治療してもらう場合金額が1回で万単位かかります。
これはどの処置もほとんど1万くらいかかると思っても良いでしょう。
さらに病気が進行しており入院や手術ともなると10万円以上かかることも珍しくありません。
毎月の食費や維持費を捻出することは可能かもしれませんが、いざ病気となったときにこの金額が払えますか?
心に余裕が持てますか
モルモットの中には、臆病だったり警戒心が強くなかなか懐いてくれない子が多いです。
大切に育てていても慣れるまでには犬や猫よりもはるかに時間がかかり、初めて家に来たときはハウスから全く顔を出さないことも…。
しかしそんなときでも温かく見守ることが仲良くなる一番の近道なのです。
可愛くて早く触りたいからと次の日から遊びだしたりご飯を手から与えるのは逆効果。
飼い主になるためには精神的な余裕と心の広さが重要になります。
まとめ
モルモットがあなたと幸せに暮らしていくためには、
・毎日のこまめなお世話に掃除
・健康的で栄養価のある食事
・遊んであげられる時間と場所
がとても大切です。
「飽きてしまったから」「予想以上にお金も時間もかかるから」「懐いてくれないから」と言って放り出せることではありません。
6年も7年も飼い続けられるのか、今一度しっかり考えてみましょう。