☛モルモットの種類
ペットショップでよく見かけるモルモットに、
・ショートモルモット
・巻き毛モルモット
・テディモルモット
など名前が書いてあるときってありませんか?
ペットショップに居るモルモットは生後1~2カ月の子が多いのであまり違いが判らない!
という方も多いと思います。
犬にもチワワや柴犬など品種がある様にモルモットにも品種がありますし、もちろん育て方や育てやすさも違います。
今日はモルモットの品種を紹介したいと思います!
モルモットの品種9種
モルモットは大きく分けて9種類の品種に分かれています。
筆者も実はこんなに品種があるんだとは知りませんでした💦
今回は①特徴②体長③体重④寿命⑤性格⑥飼いやすさ⑦適温⑧金額にわけてご紹介します!
ショート(イングリッシュ)
①特徴
ショートモルモットは別名「イングリッシュモルモット」とも呼ばれています。
毛質は直毛短毛種でモルモットの中では最もポピュラーで2種類あり、ノーマルタイプとサテンタイプの子がいます。
毛色は茶や白が一般的なショートモルモットですが、最近では三毛なども増えています。
さらに毛並みが整っているので真ん丸なおめめがしっかりと見えるのが最大のカワイイポイント!
別名「ノーマルモルモット」とも呼ばれています。
②体長
オス:20~30㎝
メス:20~30㎝
モルモットの中では比較的に大きめです。
③体重
オス:900~1200g
メス:700~900g
④寿命
6~7年
⑤性格
社交性があり、人懐っこい性格で飼い主を好きになるスピードが速い子が多いです。
そのため飼い主に懐くと離れることを嫌い部屋んぽ状態だといつでも飼い主のあとをついてくることもしばしば…
⑥飼いやすさ
ショートモルモットは品種改良をされている品種なのでほかのモルモットよりも飼いやすくなっています。
また、病気にかかりにくいのも特徴で比較的に長生きなのも魅力です。
⑦適温
20~27度
⑧金額
¥3,000~¥5,000
巻き毛(アビシニアン)
①特徴
中毛種で、全身にロゼットというつむじを持っています。
毛がくるくるしているのでパーマをかけているような感じでとてもかわいいですよ。
中毛なので毛がショートモルモットやクレステッドモルモットよりも長毛です。
毛色はショートモルモットよりも豊富なので自分の好みが必ず見つかるはず!
巻き毛モルモットは古来からの品種は存在しておらず、ノーマルモルモットの改良品種なのです。
別名「アビシニアンモルモット」とも呼ばれています。
②体長
オス:20~30㎝
メス:20~30㎝
③体重
オス:900~1200g
メス:700~900g
④寿命
6~7年
⑤性格
比較的に活発な子は少なく、おとなしい子が多いイメージです。
ショートモルモットと比べると鳴き声なども控えめな子が多いです。
⑥飼いやすさ
警戒心は強いですが、スキンシップが大好きな子が多いのでコミュニケーションを大切にしたい人にはとっておきの品種です。
アビシニアンもショートモルモットと同様飼い主を好きになると飼い主のあとをついてくるのでとってもかわいいですよ。
⑦金額
¥5,000~¥8,000
シェルティー
①特徴
直毛長毛種で頭部とわきの毛が長いのが特徴です。
背中の毛は長い子で30㎝以上になる子も!
シルクのような柔らかい高級感のあるストレートロングヘアーを持ち、ロゼットと呼ばれるつむじが体にないので毛が体に沿って綺麗に流れているのも特徴です。
また顔の当たりの毛はショートモルモットと同じように短毛で、腹部あたりから長い毛がフサフサと生えています。
別名「フランスモルモット」とも呼ばれています。
②体長
オス:20~30㎝
メス:20~30㎝
③体重
オス:900~1200g
メス:700~900g
④寿命
6~7年
⑤性格
比較的にはおとなしい性格の子が多いです。
稀に好奇心旺盛な子も居ます。
⑥飼いやすさ
長毛種のため、こまめにブラッシングが必要です。
そのためモルモットを一度飼育したことのある人や、根気強く世話ができる人が向いているので上級者向けのモルモットと考えてもいいでしょう。
⑦適温
20~27度
⑧金額
¥9,000~¥12,000
個体数が少ないため貴重で高価になっています。
ペルビアン
①特徴
直毛長毛種で頭部と背中の毛が長いのが特徴です。
顔の毛は比較的に短めですが、背中からお尻にかけて長い毛で覆われています。
ストレートタイプと巻き毛タイプの子がいます。
別名「アンゴラモルモット」とも呼ばれています。
②体長
オス:20~30㎝
メス:20~30㎝
③体重
オス:900~1200g
メス:700~900g
④寿命
6~7年
⑤性格
臆病な性格の子が多いですが、優しく接してあげていると徐々に懐くようになります。
仲良くなるとほかのモルモットに比べて非常に飼い主へ忠実になる子も多いです。
⑥飼いやすさ
長毛種なので毛玉ができないように定期的なブラッシングが必要になります。
ブラッシングは必要ですが初心者でも飼いやすい品種だと思います。
毛質が柔らかいので長毛種の中では人気が高い品種です。
ペルビアンの中にも短毛や巻き毛タイプの子がいるのでお気に入りのタイプがきっと見つかるはずです!
⑦適温
20~27度
⑧金額
¥8,000~¥10,000
ペットショップなどで稀に見かけることがあり、巻き毛モルモットと区別がつきにくい場合もあります。
テディ
①特徴
ティディとも呼ばれる縮れ毛の短毛種で、短いクルクルとした毛がチャームポイントの特徴があります。
見た目はレックスという品種にそっくりなのですが、テディはアメリカ、レックスはヨーロッパで発見された品種なので全く別の品種として扱われています。
テディはノーマルモルモットの品種改良としてアメリカで生まれ、アメリカンとアビシニアンの2タイプを繁殖して作り出された突然変異なのです。
そのためカラーバリエーションや毛質、毛ツヤが豊富で
毛質=やわらかい毛質(アメリカン系)・固めでごわついた毛質(アビシニアン系)
毛ツヤ=ノーマルタイプ・サテンタイプ
の子がいます。
②体長
オス:20~30㎝
メス:20~30㎝
③体重
オス:900~1200g
メス:700~900g
④寿命
6~7年
⑤性格
モルモットの中では一番警戒心が強い個体です。
そのため人間に少しずつ慣らしていく必要があるので、おうちに迎えた時は通常2~3日は触れないようにしますがテディの場合1週間ほどは様子を見ながら世話をする必要があります。
⑥飼いやすさ
長毛種ではないのでブラッシングをこまめにする必要はありませんが、毛が縮れているので汚れが詰まりやすく皮膚病になることがあります。
そのため健康チェックも兼ねて定期的にブラッシングや毛づくろいなどをしてあげると良いでしょう。
⑦適温
20~27度
⑧金額
¥10,000~¥12,000
小動物専門店やモルモット専門店、ブリーダーなどで販売されていることが多いです。
最近ではカワイイと人気が急上昇しており、犬や猫を扱っている大型のペットショップでも姿を見ることが多くなりました。
レックス
①特徴
縮れ毛の短毛種でテディモルモットとは違う遺伝子を持っています。
1970年にイギリスで「レックス」と認定されました。
テディモルモットとすごくよく似ていますが、見分け方はレックスのほうが毛が短いのが特徴です。
②体長
オス:20~30㎝
メス:20~30㎝
③体重
オス:900~1200g
メス:700~900g
④寿命
6~7年
⑤性格
他のモルモットよりも懐くのに時間がかかります。
そのためゆっくり時間をかけて仲良くなる必要があります。
⑥飼いやすさ
長毛種ではないのでブラッシングをこまめにする必要はありませんが、毛が縮れているので汚れが詰まりやすく皮膚病になることがあります。
そのため健康チェックも兼ねて定期的にブラッシングや毛づくろいなどをしてあげると良いでしょう。
⑦適温
20~27度
⑧金額
¥10,000~¥12,000
テッセル
①特徴
縮れ毛の長毛種で長ーい縮れ毛と毛質は柔らかくぬいぐるみを触るような手触りが特徴です。
テッセルは1980年代にイギリスでレックスとシェルティの交配種として生まれました。
「テクセル」とも呼ばれています。
②体長
オス:20~30㎝
メス:20~30㎝
③体重
オス:900~1200g
メス:700~900g
④寿命
6~7年
⑤性格
他のモルモットと同じように臆病で穏やかな性格をしています。
⑥飼いやすさ
長毛種で1年後には超ロングになってしまうので定期的なカットが必要です。
お腹側にも縮れ毛があり、床材のチップやチモシーなどが絡まり毛玉もできやすいのでこまめにブラッシングも必要なので上級者向けのモルモットといってもいいかもしれません。
⑦適温
20~27度
⑧金額
¥10,000~¥15,000
ペットショップなどではめったに見ることが無いので、小動物専門店やモルモットのブリーダーから譲り受けるのがいいです。
クレステッド
①特徴
直毛短毛種で、頭部に大きなつむじ(ロゼット)が王冠の様になっているのが特徴です。
クレステッド=とさかという意味から名付けられたとも言います。
ノーマルモルモットの改良品種のため、体毛はショートモルモットによく似ています。
またクレステッドモルモットには2種類に分かれており、アメリカ系とヨーロッパ系に分かれています。
アメリカ系=つむじ(ロゼット)の部分が白く、体には白い模様はない
ヨーロッパ系=体色に関係なく頭部につむじ(ロゼット)があり、カラーバリエーションも豊富
別名「クレステ」「梵天」とも呼ばれています。
②体長
オス:20~30㎝
メス:20~30㎝
③体重
オス:900~1200g
メス:700~900g
④寿命
6~7年
⑤性格
比較的臆病な性格です。
慣れるまでに時間を要します。
根気強く仲良くしていくことが大切です。
⑥飼いやすさ
短毛種のためブラッシングの必要はありません。
そのためモルモット初心者でも比較的に飼いやすい個体です。
⑦適温
20~27度
⑧金額
¥7,000~¥10,000
スキニーギニアピッグ
①特徴
スキニーギニアピッグはモルモットの中で唯一の無毛種で、名前の通り毛がないのが特徴です。
または頭部や足に少量の毛が生えている子も居ます。
1978年にカナダのモントリオールで発見されました。
子豚のような見た目をしており、直接触れる部分が毛ではなく皮膚なので直に体温を感じられるところも大きな特徴です。
「スキニー」や「ヘアレス」とも呼ばれています。
②体長
オス:20~30㎝
メス:20~30㎝
③体重
オス:900~1200g
メス:700~900g
④寿命
6~7年
⑤性格
臆病ではありますが穏やかな性格でおとなしく、比較的に飼い主にすぐなれることが多いです。
⑥飼いやすさ
無毛なのでブラッシングの必要はありません。
しかし無毛だと皮膚病にかかりやすくなるので体調管理に注意が必要です。
⑦適温
20~27度
体毛がないので保湿力が低く冬季は特に保湿に注意が必要です。
⑧金額
¥15,000~¥30,000
珍しい品種なので店舗によってばらつきがあります。
まとめ
モルモットの品種は意外と多いんです。
ペットショップによくいる子たちだと
・ショートモルモット
・巻き毛モルモット
・テディモルモット
・クレステッドモルモット
がよく見られますが、小動物専門店やモルモットのブリーダーでは
・ペルビアンモルモット
・シェルティモルモット
・レックスモルモット
・テッセルモルモット
・スキニーギニアピッグ
に出会うこともできます!
個体ごとに性格も違えば懐きやすさも変わってきます。
ぜひ自分の好きなモルモットちゃんに出会ってみてくださいね!