穏やかな性格で人にも慣れやすく、飼育も簡単なことが魅力なモルモット。
小さな子供とも仲良くできたり、危害を加えないことからほかの動物とも時間をかければ仲良くなれるといった良さもモルモットならではです。
ここではそんな心優しいモルモットに潜む危険や外敵をご紹介します。
モルモットに潜む外敵3選
モルモットは普段外には出ませんが、お散歩や公園などに連れて行ったときに特に注意したいのがカラスやヘビです。
また一緒に飼っている犬や猫がいる場合も外敵になってしまう可能性があります。
詳しく見ていきましょう。
カラス
雑食性の強いカラスにとって、モルモットをおいしそうなご馳走だと見えてしまうことがあります。
またそのご馳走を獲物だととらえるため勢いよく飛んでくることがありますので、モルモットも飼い主もカラスが飛んでくることに対しては恐怖でしかないです。
普段は家から出さないので危険度は低いですが、ベランダや縁側で日光浴をモルモットにさせる際にはモルモットのケージやモルモットの居場所から目を離さないようにしましょう。
犬や猫
犬と猫がモルモットと仲良くしている動画が動画サイトなどで上がっているので一見仲が良く見えてしまいますが、それはほんの一握りです。
もちろんですが相性があります。
犬や猫にとっておなかがすいていなくても、モルモットという対象は魅力的な「動くおもちゃ」です。
捕食対象になってしまう可能性もあるので、犬や猫とモルモットを会わせるときや、遊ばせるときは一度ケージ越しでお互いの匂いをかがせるか、犬にちゃんとしたしつけ(コマンド)ができている状態で触れさせるようにしましょう。
万が一モルモットが咥えられたとき、コマンドを覚えていればすぐに対処することができます。
猫の場合は獲物を高いところまでもっていってしまう場合がありますので、ケージからモルモットを出して触れ合わせるのはおすすめできません。
ヘビ
モルモットにとってヘビは捕食者であり、天敵でもあります。
庭でモルモットを遊ばせるときには特に注意が必要です。
思わぬ場所からに庭木や庇をつたってモルモットのところまでやってきます。
ケージごと窓際に出したり庭に出したりするときはくれぐれも目を離さないようにしましょう。
モルモットに潜む危険4選
モルモットが普段の生活を送る際に潜む危険をピックアップしました。
もしかするとその環境を私たち飼い主が作ってしまっている可能性もありますので是非チェックしてみてください。
こども
モルモットは先述したように、小さな子供とも仲良くなれます。
しかし、モルモットが子供に危害を加えることはありませんが、モルモットに対する知識がない子供の場合手加減がわからずモルモットに対して無意識に乱暴な行動をとってしまうことがあります。
最悪の場合双方にとって悲しい事故につながる可能性もあります。
モルモットが家庭環境に慣れるまでや、子供にモルモットの触り方につい知識がつくまでは大人がそばで見守ってあげる必要があります。
また、ペットショップやブリーダー、里親からお迎えしたばかりのモルモットについ可愛くて世話を焼きたくなってしまう子供もいますが、慣れない環境で必要以上に触れられることでストレスを感じ、寿命を縮めてしまうこともあります。
モルモットは繊細で臆病な生き物です。
世話をしたいという子供の気持ちを育むためにも、大人がそばについてあげることが大切です。
騒音や振動
工事現場の近くや幹線道路などの交通量の多い道路に面した窓際にモルモットのケージを置くのはやめましょう。
モルモットは人の何倍も耳がよく、小さな音でも感じ取ることができます。
そのため、電車の音や救急車の音はモルモットにとってかなりの騒音です。
また、排気ガスや溶剤の匂いなどにも敏感なので匂いに関してもストレスが溜まってしまいます。
モルモットにとって静かに、リラックスできる空間を用意してあげられるように工夫しましょう。
花壇や鉢花の土や肥料
ガーデニングやプランター栽培で使う土屋肥料の中には、実はモルモットに有害な物質がたくさん含まれています。
モルモットのために野菜を手作りしていたりする方もいらっしゃいますがその場合は、必ず水で土を落とし切ってから与えるようにしましょう。
プランターに植えてある植物を与えてしまうと土がついている可能性があり、中毒反応を起こす危険があります。
また、公園などに散歩に連れて行った場合も時期を外すと除草剤や、害虫駆除剤などがまかれている場合があります。
そういった農薬はもちろんモルモットにも害薬になってしまうので絶対にモルモットの口に触れないように注意しなければなりません。
カーテンの鉛
普段何気なく部屋んぽをさせていて気付かないかもしれませんが、モルモットはカーテンの裾を食べがちです。
カーテンの裾には鉛が入っていることが多く、鉛を口にしてしまうと鉛中毒を起こしてしまいます。
部屋んぽの時にはカーテンを真ん中あたりで結ぶなどして鉛を口にすることがないように注意してあげましょう。
最悪の場合鉛中毒を起こすと死に至る場合もあります。
事故を未然に防ごう
自分の可愛いモルモットを守ることができるのは、ほかでもない飼い主だけです。
まずは敵をよく知り、それに対して飼い主としてどんな対処ができるのかを考えていきましょう。
また普段無意識でモルモットにストレスを飼い主が与えている場合があります。
常にモルモットの目線で危険を予知して安全対策を心がけていきましょう。